検査の基準値・正常値のまとめ

【検便の仕方・やり方・方法のまとめ】

検査ぶっく♪では検便検査の検便の仕方・やり方・方法・便の量の目安及び洋式トイレの手順・便秘の対策について入門者向きに解説しております。

検便の仕方・やり方・方法のまとめ♪(もくじ)

→便は多くの情報を持つ検体
→1日の排便量と排便回数の平均・標準
→便秘中に2日分の便が必要な場合の対処法
→洋式トイレの検便のやり方・手順
→便のとり方・検便の量の目安
→検便容器の保管場所について

便は多くの情報を持つ検体

 検便検査を初めて行う場合は、便の取り方や便の量について良くわからない点が多くあるかと思います。

 病院や家で検便を行う場合は基本的にトイレ内の個室で一人で便を採取することになりますので、ここでは一人で便の採取を行うことを前提として検便のやり方・方法を解説します。

 便は栄養素が吸収された後に残る食べ物の残りカスではありますが、食道から胃、十二指腸、小腸、大腸と人体の消化管の正常な働きの末に生じるものでもある為、消化管や人体内の内蔵組織の状態など、多くの情報を持つ大切な検査指標となるものです。

1日の排便量と排便回数の平均・標準

 標準的な1日の排便回数は1回〜2回です。

 しかし、1日当たりの排便回数が極端に標準回数を超えている下痢状態や、逆に極端に標準回数を下回っている便秘状態では理想的な排便回数になることはなかなかありません。

 通常1日に排出する便の量は成人男性で160g〜200g、成人女性の場合は120g〜170g程度ですが、この便の量は便に含まれている水分量によって大きさも重さも変化してきます。

 尚、特に便のかさ(量)に影響を与えるのは便に含まれている水分です。

 便は全体の約3分の1が食物繊維や消化管、臓器などの細胞組織、そして腸内細菌などで占められており、残りの約3分の2は全て水分で構成されております。

※便の約3分の2は水分で構成されている為、水分不足は便の出に影響を及ぼす

 ですから便の出が悪い場合は、まず水分補給をしっかりと行い、便の水分量を増やし全体量を増加させるように意識することが大切です。

便秘中に2日分の便が必要な場合の対処法

 検便検査を行った経験がある方はご存知かと思いますが、検便検査では基本的に連続する2日間分の便を採取するケースが大半です。

 便が定期的にしっかりと出ている場合では特に問題はありませんが、数日おきや長い時には数週間単位でしか便がでないような便秘を伴うケースでは2日分の便を確保することが難しくなるため、便秘対策を行う必要があります。

 2日分の便を確保するには、まず前述したように便の約3分の2の量を占める水分の補給を積極的に行います。

 便の大きさが増してくると大腸内の壁が刺激を受け排便を促すようになるため、便の中でもウエイトの大きい「食物繊維」を積極的に摂取し同様に水分補給をしっかり行いましょう。

※普段から便秘症状が続く方の場合は2日分の便を確保することが検便検査の最大の難関と言えるかもしれません。便秘対策の基本は食物繊維を含む食品を積極的に摂取し、かつ上述した水分補給を平行して行うことが重要です。

洋式トイレの検便のやり方・手順

 洋式トイレで検便を行う場合の手順について確認しておきましょう。

 まずトイレットペーパーをやや長めに切り取り、そのペーパーをしっかり折りたたんで、便器の手前側(扉側・入口側)に敷きます。

 便器の手前側にペーパーを置くのは、ペーパーが水洗便所の水に濡れないように配慮する必要がある為です。

 尚、便器の手前側に置いたティッシュの上に便をしっかり載せるために、排便の際はいつもと逆側のトイレタンク方向に向いて便器を跨ぐように座る点が検便時のポイントです。

洋式トイレの検便のやり方・手順(画像)

 便の重みでティッシュが濡れると落ちてしまう事がある為、ティッシュは多少贅沢に多めに使用し、濡れないように配慮しましょう。

便のとり方・検便の量の目安

 便が無事でてきたら医師もしくは看護師から渡された検便用の検体容器を開け棒を取り出し、棒の先端の溝部分で耳かきのように便をこしとる形で便を採取していきます。

 採取する便の量の目安は、棒の先の溝が綺麗に埋まって棒の先が便で隠れる程度まで上手にとれたらベストです。

 便が上手にとれたら棒は検体容器にしまい、容器のキャップを強くしっかり締めて提出日まで保管しておきます。

検便容器の保管場所について

 検便検査用に採取した便の保管場所について、どこに便を保管すべきか迷われる方も多いと思います。

 検便容器の説明書にはおそらく「冷暗所」に保管と記載されておりますが、冷暗所の文字にあるように冷たくて暗い場所と言えばやはり冷蔵庫が最適です。

 便を冷蔵庫に保管する事に関しては衛生面で抵抗のある方も多いかと思いますが、検便容器をビニール袋などにしまいタッパーなどの容器に入れておくと見た目も衛生面も大きな問題はありません。

 もちろん便の採取後に手洗いと消毒をしっかり行なってから保管をするのが鉄則です。

 暑い日などは夜でも検体内で細菌が過剰に繁殖してしまう事なども考慮すると、せっかく採取した検体は当日の検便検査でしっかり状態を確認できるように配慮して保管することが重要です。

 尚、冬場の北海道や東北エリアなどの寒冷地の場合は玄関等の風通しが良くストーブの熱が届かない場所であれば数日程度なら問題なく保管は可能でしょう。

 また、温度変化が少なく湿度が一定に保たれている地下室や蔵などがある場合も保管が可能です。

 但し環境は個々によって異なりますので便の保管場所に関しては担当の医師の方に一度相談されてみると良いでしょう。




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