検査の基準値・正常値のまとめ

【低HDLコレステロール血症とは?】

検査ぶっく♪ではHDL数値が40(mg/dl)を下回る場合に診断される低HDLコレステロール血症について入門者向きに解説しております。

◆低HDLコレステロール血症の解説(もくじ)

◆HDL数値が40(mg/dl)以下を示す場合に診断

 低HDLコレステロール血症とはいったいどのような疾患なのでしょうか?

 この低HDLコレステロール血症とはHDLコレステロール検査値が基準値を下回る状態の総称を指し厳密には病名ではありません。

 一般的な指標としてはHDL数値が40(mg/dl)以下を示す場合に低HDLコレステロール血症と診断されます。

※低HDLコレステロール血症=HDL数値が40(mg/dl)以下を示す場合に診断

 具体的には、前項で掲げたように
●肥満
●運動不足
●過度の喫煙
 などが要因となって数値の減少を招いているのではないかと考えられております。

◆放置すると脳梗塞・心筋梗塞の可能性も

 低HDLコレステロール血症で最も怖い疾患はやはり動脈硬化であることは間違いありません。

 低HDLコレステロール血症状態を放置していると、血中内の血管壁には悪玉コレステロールが増加し、やがて動脈硬化をまねくようになります。

 そして更に動脈硬化が進行すると
●心筋梗塞
●脳梗塞
 などの即生命に関わる疾患へ進展する可能性も考えられます。

 低HDLコレステロール血症の本当の危険性は、HDLの低下が要因となって発症する合併症のリスクが即生命の危機に直結する疾患である点にあると言えます。

◆コレステロールの働き・役割について

 HDLコレステロールが減少する原因は様々なケースが考えられます。

 上記でご説明しているように、その要因は運動不足による肥満が要因となっていたり、過度の喫煙が要因となっているケースが多いのも事実です。

 これらは生活習慣によるものですから、治療法としては生活習慣病のひとつと考え、日常生活の改善から取り組んでいくことが重要です。

 短期間の潜伏期間を得て発症するウイルス性疾患や細菌による感染症などと違い、コレステロールは長い時間をかけて徐々に人体に影響を与えます。

 コレステロールそのものは体にとって不可欠な蛋白質成分。

 コレステロールは細胞膜を構成し、副腎皮質ホルモンや性ホルモンなどの構成材料となることでホルモンの分泌にも影響を与えます。

 LDLは悪玉ですが、必要不可欠なコレステロールなのです。

 ですが、血管壁に癒着する為、善玉コレステロールの存在も欠かせません。

 但し、やはり重要な点はバランスを保つこと。

 もし検査結果で低い数値と診断された場合は、まず生活習慣の見直しからスタートしていくことが結果的に一番の近道となるでしょう。

〜ポイントのまとめ〜
★低HDLコレステロール血症=HDL数値が40(mg/dl)以下を示す場合に診断
★低下状態を放置すると心筋梗塞・脳梗塞の可能性も
★生活習慣の改善から取り組むべき