検査の基準値・正常値のまとめ

【検査ぶっく♪】

検査ぶっく.comでは血液検査・尿検査の基準値(正常値)の範囲・検査内容などを入門者向きに分かりやすく解説しております。

◆検査ぶっく学びの広場♪

ヘモグロビン濃度が低いと献血できないのは本当?
 街中で「献血のご協力を宜しくお願いします!」と大きな声で献血活動を頑張っている学生ボランティアを見かけたことが一度はあると思います。日本における献血は全て日本赤十字が主体となって活動をしております。献血専用の大型バスのような車を見かけたこともあるでしょうし、教育機関である大学、専門学校や会社のオフィス街周辺にも場合によっては献血車…続きを見る

フェリチン(貯蔵鉄)って何だろう?
 ヘモグロビンは酸素と結びつき、体内の末梢機関に至るまで血液中に含まれた状態で酸素を供給します。その為、ヘモグロビンがもし不足するような状態が続くと人体は酸素欠乏を起こし様々な症状を発症するようになります。その酸素欠乏の代表的な症状のひとつが貧血症状ですね。ヘモグロビンを構成する主力となる成分は鉄分です。もし、このヘモグロビンの合成に必要となる原料である鉄分が不足すると、ヘモグロビンそのものが生成出来なくなるため貧血症状…続きを見る

白血球分画検査の目的と基準値について
 血液中に含まれている白血球は大きく分類すると①顆粒球②リンパ球③単球の3つの種類の白血球に分類することができます。更に顆粒球は染色の方法によって「好中球」「好酸球」「好塩基球」の3種類に分類されます。その為、白血球は大きく分類すると「好中球」「リンパ球」「単球」「好酸球」「好塩基球」と呼ばれるそれぞれの働きをもつグループに分類…続きを見る

妊婦がホルモン剤の服用を継続しても大丈夫?
 妊娠中の妊婦の場合は通常TSH値が低下しますが、甲状腺の持病を既に持っており、ホルモン補充療法を行っている場合は妊娠中であっても継続的に治療を続けます。(⇒妊婦のTSH値の低下の原因参照)尚、甲状腺の機能が既に機能しなくなっている場合は生涯を通じて甲状腺ホルモン剤の服用を続けることになります。妊娠中は風邪薬でさえも気を使う妊婦ですから、甲状腺ホルモン剤を飲むことに抵抗…続きを見る

検便の仕方・やり方・方法
検便検査を初めて行う場合は、便の取り方や便の量について良くわからない点が多くあるかと思います。病院や家で検便を行う場合は基本的にトイレ内の個室で一人で便を採取することになりますので、ここでは一人で便の採取を行うことを前提として検便のやり方・方法を解説します。便は栄養素が吸収された後に残る食べ物の残りカスではありますが、食道から胃、十二指腸、小腸、大腸と人体の消化管の正常な働きの末に生じるものでもある為、消化管や人体内の内蔵組織の状態など、多くの情報を持つ大切な検査指標…続きを見る

善玉コレステロールを増やす2つの方法
善玉コレステロールはHDLとして知られておりますが、血液中内のHDL数値がしっかりと基準範囲内にあることは大切なことなのです。では、この善玉を意図的に増加させる方法はないのでしょうか?実は善玉コレステロールを自分で増加させること、いわゆるコントロールすることは可能…続きを見る

プロトロンビン時間の基準値とINRパーセンテージ
血液内に存在する血小板の個数を調べるPLT血液検査の他にも、血小板の異常を調べる検査は幾つか存在します。そのひとつの検査にプロトロンビン検査と呼ばれる血液検査があります。プロトロンビンとは血液の「凝固因子」のひとつで、血液凝固因子として存在する12個の因子の中でも特に中心的な存在として血液を固める働きを担う成分です。血液の凝固の仕組みは、まず皮膚や内出血など細胞に傷を負った際に即座に血液凝固因子の第Ⅶ因子が活動を開始…続きを見る

ホルモン分泌量の調整を行うフィードバック機構とは?
フィードバック機構とは血液中のホルモンのバランスを調節する一連の流れに沿った組織のことです。当サイトでは何度かフィードバック機構について触れてきましたが、フィードバック機構にはホルモンの分泌に関して指令を行う組織に幾つかの階層が存在します。その最も上位の階級に位置する組織が甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンを分泌する「視床下部」です。視床下部の下の階層には下垂体があり下垂体…続きを見る

甲状腺ホルモンの日内変動メカニズム
人体内で分泌されているホルモンは受容体と結合し酵素を産生することで臓器や器官にホルモンの作用を与えます。このホルモンの分泌量は血液検査からもわかるように何かしらの影響を受けることで変動し、その変動は血中濃度として現れます。またホルモンの分泌は1日の間でも分泌量が大きく変動するホルモンもあり例えば精神の安定、痛みの緩和などの働きをもつコルチゾールなどは1日の中でも分泌量が大きく変動…続きを見る

HBs抗原とHBs抗体の違い
HBs抗原は、B型肝炎ウイルスの外側を覆うからのようなものです。ですから、抗原が多く確認される場合はウイルスが体量に存在していることがわかります。対して、HBs抗体は免疫グロブリンを中心とする免疫抗体組織のことです。(※HBs抗体=免疫グロブリンを主成分とする免疫抗体組織)HBs抗体は、HBs抗原の活動を無力化させる働きをもつ抗体で「中和抗体」とも呼ばれ…続きを見る

DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)って何だろう?
DHEA(Dehydroepiandrosterone)とはデヒドロエピアンドロステロンの略称のことで副腎で生成されるテストステロン同様男性ホルモンの一種です。DHEAはテストステロンや女性ホルモンのエストロゲンの一種であるエストラジオールの前駆体で不妊治療やED治療に効果が期待されている成分でもあります。性ホルモンや副腎皮質ホルモンなどの働きはひとつに限定されている事は少なく、様々な作用や効果をもたらす…続きを見る

抜け毛の原因となるDHTとは?
ジヒドロテストステロン(DHT)とは、テストステロンの代謝産物のひとつです。テストステロンの分泌量は加齢に伴って低下しますが、DHTは加齢に伴って増加し、平均で50代を境に増加すると言われております。ジヒドロは特に前立腺に悪影響を与えることが確認されており、またジヒドロ皮脂の増加は抜け毛を促進させ「薄毛」や「禿げ」の原因になると考えられております。特に前立腺肥大症は尿道…続きを見る