検査の基準値・正常値のまとめ

【LDLコレステロールを下げるには?】

検査ぶっく♪ではLDLコレステロールを下げる方法、数値を下げる食事について入門者向きに解説しております。

◆LDLコレステロールを下げるには?(もくじ)

◆LDLコレステロールを下げるには?

 血液検査を行った結果、LDLコレステロールの検査結果が基準値よりも高かった場合は様々な病気を発症する危険性を伴う為、LDL数値を減らすために改善を図らなくてはいけません。
⇒LDL検査値が基準値よりも高い場合に疑われる疾患の一覧(参照記事)

 LDLコレステロールの数値を下げる方法は一般的に
●運動療法
●食事療法
●薬物療法
の3種類の治療法を検討していくことになります。

 健康診断などで検査数値が高い数値を示した場合は、医師から保健指導を受けることになるでしょう。

 この際、まずお話しされることは、生活習慣を改善していくこと。

 すなわち、前述した上記2つの運動療法と食事療法の実践となります。

 LDLコレステロール数値を下げるには、まず運動療法と食事療法を基本とした日常生活の改善が不可欠なのです。

LDLコレステロールを下げる3つの方法【画像】

 運動療法と食事療法は自分自身の意識と取り組み方で予防対策が可能です。

 しかし、自分自身で出来る事だからこそ難しいのも事実です。

 尚、検査数値が極端に高値を示している場合は、「薬物療法」も併用して治療を行っていくことになります。

 薬物療法は一時的に取り入れるケースと継続的に取り入れるケースがあり個人によって治療法は異なります。

 治療開始の初期段階で薬物療法を取り入れ、数値に改善が見られた場合に徐々に減らしていく方法が一般的です。

◆①運動療法の具体的な実践方法

 LDLコレステロールを下げなければいけない場合に、まず最初に検討するのが運動療法です。

 これは、LDL検査数値が高い数値を示す典型的なパターンのひとつに慢性的な運動不足に陥っている方が多い特徴がある為です。

 特にサラリーマンなどで運動をする時間がなかなか確保できない方。

 高齢となり足や腰などにも痛みがあり、日常生活程度の運動も減ってきてしまった方など慢性的な運動不足を抱えている方は多くいます。

 このように生活習慣の中でも運動不足状態を改善することは
●時間を確保する
●痛みに耐える
などの付加的条件も関与してくるためなかなか運動療法を実践していくことが困難であるケースも多くあります。

 しかし、運動療法は長期的視野でみるとやはり避けては通れない問題でもあります。

 これは即効性の高い薬物療法などで一時的に数値を下げたとしても慢性的な運動不足が続く以上、常にLDLコレステロール数値が高くなる可能性を持っているためです。

 そこで、運動療法を開始する場合は、サラリーマンの場合は
●仕事中の移動に歩行を取り入れる
●エレベーターを使わずに階段を使う
などの軽い仕事の範囲内で行える運動を探してから開始していくことがポイントとなります。

 運動療法は何も運動を積極的に取り入れなければいけないという事ではありません。

 運動療法を実践していく上での最大の課題は実は自分が日常生活の中で最も時間を過ごす空間の中で軽い運動やストレッチを取り入れる習慣を身に着ける事なのです。

運動療法のポイント・注意点【画像】

 尚、最初の課題がクリアできた場合は水中歩行など少し積極的にリハビリを兼ねた運動からスタートし関節への負担の軽減を図ります。

 常に関節に痛みなどがあり、散歩などの歩行も困難な状況で運動量が確保できない方は、水中歩行は最適なリハビリメニューであると言えます。

 水中歩行の魅力は関節への負担を軽減しながら多くの運動量を確保できる点にあります。

 ご存知の通り水中では浮力が働く為、水中での体重は10分の1にまで軽減されます。

 水中歩行では様々な理想的な環境がある為、効果を事前に把握してから実践している方は長く継続できている特徴もあります。
⇒プールの浮力と体重の関係・水中歩行の思わぬ効果(参照記事)

 LDLコレステロールを下げるには、運動療法は避けて通れないメニューでもあるのでしっかり取り入れていく事が大切です。

◆食事療法による改善ポイント

 続いて2つ目の食事療法の実践について見ていきましょう。

 コレステロールの生成は
●食事によって取り入れられるコレステロール
●体内(肝臓内の細胞)で生成されるコレステロール
の2種類のパターンでコレステロールが生み出されます。

 食事療法は、このコレステロールの摂取量のコントロールを行う治療法です。

 また、食事療法では食べる食品の他にも、食べ方や食事の回数、中性脂肪を下げる食品の積極的な摂取などのチェックもポイントとなります。

 一般的にまず指導を受けるのは以下の当たり前の範囲の事となりますが、この2つのポイントはとても重要ですので必ず覚えておきたい項目です。

【食事療法の基本原則】
●良く噛むこと(一口20回以上などルールを定める)
●食事回数を3回に分散すること

 たくさん噛むことの利点は唾液の分泌を促進し、満腹中枢を刺激する為、食事量が適量で済むように制限される為です。

 また、一回のドカ食いを避ける上でも食事回数は小分けにするほど太りにくくなる事が確認されております。

 東南アジアのタイでは路上の屋台で食事を済ます人が多くいます。

 タイ人の食事は一日4回~5回程度と回数が多いのが特徴ですが、一回の食事摂取量は少ないので肥満体質の人が少ないと言われております。

 逆に日本の国技である相撲の力士の食事は一日2回しかありません。

 力士は体を大きくする事も仕事ですから、効率よく太る為に食事回数を制限し一回の食事量を多く保っております

 また、医師の指導では中性脂肪を下げる働きをもつEPAを多く含む食材の摂取や、コレステロールを多く含む食材についてのチェックも行われます。

【検査ぶっく内参照記事】
EPA(イコサペント酸)とは、リポタンパクのVLDLの合成を抑制することで中性脂肪数値を低下させる働きをもつ成分です。不飽和脂肪酸の一種であり、中性脂肪を低下させる働があることから動脈硬化の発症リスクを低下させる働きがあることも確認…
⇒EPAとは?動脈硬化・中性脂肪の予防

 一般的には図絵を用いた食材表などとともに食事療法の指導を受けることになるはずです。

 これらの当り前の範囲の改善を取り組んでいくだけで、1か月もしないうちに数値が基準値内に低下するケースも見られます。

 このようにLDLコレステロールの数値を下げる場合の治療の基準は生活習慣の改善が基準となります。

 但し、数値が極端に高いなどの場合は、一時的に薬物療法を併用して治療をスタートさせるケースもあります。